4月10日、11日に新潟県糸魚川市の天津神社で糸魚川けんか祭りが行われました。
10日には、その名の通り神輿と神輿の激しいぶつかり合いがありました。
この日は、土曜日で好天に恵まれたため、境内はかなりの数の見物客で埋め尽くされていました。
糸魚川けんか祭り
ぶつかり合いの前に、2基の神輿が装束姿の行列で境内をぐるっと一周します。
地元の私も、実はこのセレモニーを見るのは相当久しぶりでした。
神輿のぶつかり合い
境内を回りながら(一周120~130mくらいか)1時間ほどの間に今年は8回ぶつけました。
今年は何十年か振りに神輿を修繕したのですが、屋根の飾りはさっそく取れて傷だらけに。
騒然とした空気と歓声に囲まれて、祭の雰囲気を全身で感じました。糸魚川に生まれて良かったと思う瞬間です。
神輿と人垣
私は陸上のトラックでいえば、内側のフィールド内で見ていました。
神輿がぶつかるとカメラマンが殺到。私も腕を目いっぱい上に伸ばして勘でバシバシ撮影しましたが、やはりいまいちな写真ばかり。
どんでんどん
このお二人が出てくるとクライマックスです。
榊を左右に大きく振ると、太鼓のリズムが、どんでんどん!どんでんどん!に変わりテンポも速くなります。
どんでんどんになったら、境内を回って早く社殿に神輿を納めた方が勝ち。
今年は例年になく寒い日が続いて、桜の開花はかなり遅れると思っていましたが、祭の前日、当日の暖かさで一気に開花して、いつも通りの桜のあるお祭になりました。
けんか祭りが終わると、糸魚川は本格的な春の到来です。